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第1回 先進医薬研究報告会

先進医薬研究報告会

 平成29年12月1日(金)グランフロント大阪 北館タワーBカンファレンスルームにて第1回先進医薬研究報告会を開催いたしました。
 本研究報告会は、従来開催していました「精神神経系薬物治療研究報告会」を発展的に解消し、「精神薬療分野」、「血液医学分野」、「循環医学分野」の3分野の若手研究者の発表と交流を目的として、今年度より始めたものです。
 当日は、平成28年度若手研究者助成の受領者、平成26年度特定研究助成受領者、財団関係者、聴講者の方々を含め約60名の参加がありました。
 開会にあたり、和田邦義代表理事より財団事業、本研究報告会の目的について紹介がありました。

(和田理事長 挨拶)(口演会場)

 平成28年度の若手研究者助成受領者の発表は分科会形式で、3会場に分かれて行われました。
 「精神分科会」では、小山司先生(理事)、樋口輝彦先生(理事)を座長に、9名の若手研究者が統合失調症、気分障害、認知症等に関わる研究について口演発表を行いました。
 「血液分科会」では、原寿郎先生(理事)、鈴木宏治先生(理事)を座長に、10名の若手研究者が感染、免疫、アレルギー、血管再生、細胞分化等に関わる研究について口演発表を行いました。
 「循環分科会」では、阿部康二先生(理事)、島本和明先生(理事)を座長に、10名の若手研究者が脳卒中、動脈硬化症、心筋梗塞、心不全等に関わる研究について口演発表を行いました。
 また、理事、選考委員で構成される審査委員が若手研究者の発表を審査し、各分野1名の最優秀発表者を選考いたしました。

(座長:小山司先生) (座長:樋口輝彦先生) (座長:原 寿郎先生)
(座長:鈴木宏治先生) (座長:阿部康二先生) (座長:島本和明先生)

 分科会終了後、西川徹先生(評議員)を座長に、平成26年度特定研究助成の受領者である尾崎紀夫先生より研究成果の報告が行われました。
尾崎先生は「22q11.2欠失症候群における精神・循環器・免疫系疾患の分子病態解明」というタイトルで 22q11.2欠失症候群の疾病概念が成立した歴史、統合失調症と22q11.2欠失症候群の関係、22q11.2欠失症候群様モデルマウスおよび22q11.2欠失症候群の患者由来のiPS細胞の解析結果について紹介されました。

(座長:西川徹先生) (演者:尾崎紀夫先生)

 特定研究報告終了後、意見交換会を開催し、吉岡章先生(理事)の乾杯のご挨拶の後、「平成29年度海外留学助成認定書贈呈式」および「若手研究者助成 最優秀発表者認定書贈呈式」を行いました。「若手研究者助成 最優秀発表者」には今後1年間の継続助成が承認され、継続助成金100万円が支給されます。
 多くの先生方にご参加いただき充実した研究報告会となりました。

(乾杯挨拶:吉岡章先生)
精神薬療分野 海外留学助成受領者
左から(岸本年史先生・選考委員)
(宮川統爾先生・東京大学)
(山崎礼二先生・東京薬科大学)
血液医学分野 海外留学助成受領者
左から(宮田敏行先生・選考委員)
(神田真聡先生・北海道大学)
循環医学分野 海外留学助成受領者
左から(齋藤佑一先生・千葉大学)
(飯原弘二先生・選考委員)
(栗原理先生・日本医科大学)
精神薬療分野 最優秀発表者
左から(樋口輝彦先生・理事)
(近藤誠先生・大阪大学)
血液医学分野 最優秀発表者
左から(吉岡章先生・理事)
(村松里衣子先生・大阪大学)
循環医学分野 最優秀発表者
(片岡雅晴先生・慶應義塾大学)
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